皆さんこんにちは、マリモです
ふとつぶやいたツイートが思いのほか多くの方に観ていただけたようで、やはりラダーの見やすさは生産技術でPLCを扱う人にとって永遠のテーマの1つですね
ラダーを描く際に意外とステートメント使わない人がいるのでホント使ってください(懇願) pic.twitter.com/Lf6hYxM4H8
— marimo@FAポッドキャスト始めました (@marimo2501) 2020年9月26日
ということでせっかくなので、私が普段ラダーを描く際に意識している「見やすいラダー」のポイントを3つ挙げていきたいと思います
是非少しでも参考にしていただければ幸いです
ちなみに今回はGXWorks3でサンプルを作っています
1.ステートメントを使う
これは上記のツイートでも言及していたのですが、三菱のPLCにはステートメントという機能があり、1つのプログラムを複数の塊に分割する(したように見える)機能があります
実際のスキャンタイム等に影響はありませんので、可能な限りこまめにステートメントを挿入されることをオススメします
また図のように分割されたステートメントはナビゲーションウィンドウにも表示されるので、探している機能がどこにあるか一目瞭然です♪
ナビゲーションウィンドウにステートメントを表示する場合は↓の図のようにチェックを忘れないようにしましょう
ちなみにGXWorks3だと、GXWorks2と比較してステートメントがかなり見やすくなっているので、是非GXWorks3でもお試しください
2.一つの機能は常時ONでまとめる
この方法はかなり有名で、多くの方が実践されていると思いますが、例えば同じユニット内のセンサが以下の図で
のようにバラバラに接点として登録するよりも、常時ON(SM400)で
とまとめる方が、機能は変えずに同じグループに属しているとひと目でわかりますね
私は前述のステートメントと合わせて、「1ステートメントにつき1つの常時ON」のかたまりとなるようラダーを組むよう意識しています
こうすることで各機能をオブジェクト(1つのかたまり)として意識するようになり、結果的に可読性が向上しています
この辺は高級言語でも使われるオブジェクト指向にも通じるものがありますね
3. ノートを使う
最後の方法は「ノート」という機能で先程のステートメントを更に細かくしたような機能となっています
具体的には以下の図ように、出力側の命令(MOV、DMOV、INC等)に直接コメントを挿入できることがメリットとなっています
デメリットとして、出力がコイルの場合はノートが使えないのですが、それでもラダーで使う膨大な命令一つ一つにコメントを付けられるのは大きなメリットだと思います
また上記の「ステートメント」と「ノート」に関しては電気設計人様のサイトでも詳しく解説されているので是非ご覧になってください♪
以上、少しでも皆様のラダーを描く際に参考になれれば幸いです😊